この記事を読むメリットがある方
- ステロイドを服用している
- ステロイドの副作用で太った
- きつい運動をせずに痩せたい
- 食べる量を減らさずに痩せたい
- 食べる量を減らせば(絶食)痩せると思っている
皆さんは、
とか
と思っていませんか?
結論からいうとその考えは完全に間違っています。
むしろ逆効果になる可能性が高いです。
という事で今回は、ステロイドを服用しているけど
願望
- 痩せたい
- 腹筋を割りたい
という方のために、私の実体験を踏まえた痩せ方や腹筋の割り方を紹介します。
まず記事の信ぴょう性ですが、私の写真を病気発症前から退院1年後まで掲載しますので、それを見てご判断ください。
■発症前(2015年)
■発症後(2017年7月)
■退院10か月後
(2018年8月)
■退院1周年
(2018年12月16日)
もともとバッキバキに鍛えていましたが、膠原病(シェーグレン症候群・SLE[全身性エリテマトーデス])を発症・入院してからはステロイドの服用を開始し、ほぼ外に出ていません。
2018年12月16日現在、そんな状態で退院・ステロイドの服用開始から丁度1年経ちましたが、今もまだ上記写真の通り腹筋は割れています。
また、ステロイドはMAX45mg/日飲んだ時期もありましたが、ムーンフェイスどころか顔の輪郭が変わる事すらありませんでした。
ですから、ある程度体質も関係するでしょうが、やり方さえ間違っていなければ、ステロイドを服用していても体型の維持や痩せる事、腹筋を割る事、ムーンフェイスを治す(予防する)事は可能だと思っています。
そんなやり方の中で、特に絶食や食べる量(回数)を極端に減らすのは、やり方を間違った典型的な例ですので、ステロイドを飲んでいても痩せる・腹筋を割る正しい方法を詳しく説明していきます。
あくまで私なりの考えとやり方であり、効果を約束するものではありません
この記事では食事と運動に関して言及していますが、医師の指導・指示がある場合はそちらを最優先してください
【大前提】ステロイドを飲むと副作用で太りやすくなる
膠原病(こうげんびょう)や難治性の病気(難病)を患うと、治療薬としてステロイド(プレドニゾロンなど)を用いるケースが多いです。
ちなみに、私は膠原病(こうげんびょう)である、指定難病の全身性エリテマトーデス(SLE)とシェーグレン症候群を患い、2017年12月からステロイドの服用を開始しました。
話を戻しますが、ステロイド(プレドニゾロンなど)には下記の通り数えきれないほど沢山の副作用があります。
消化管潰瘍、満月様顔貌(ムーンフェイス)、発疹、感染症の悪化、うつ状態、糖尿病、緑内障、食欲亢進、体重増加、むくみ、不眠、頭蓋内圧亢進など
引用:プレドニゾロン/メチルプレドニゾロン:錠剤(国立研究開発法人 国立がん研究センター がん対策情報センター)より
このうち、特に太る事に関係した副作用は、
ココがポイント
- 食欲亢進(食欲が異常に強くなる)
- 体重増加
- むくみ
- 満月様顔貌(ムーンフェイス)
と言えます。
ステロイドは副作用が多すぎて、人によって現れる副作用が異なる事も多いですが、上記4つの副作用はかなり高い確率で現れます。
ステロイドの副作用で食欲が爆発的に増進する
あくまで私がステロイドを服用して現れている症状を挙げます。
副作用の「食欲亢進(食欲が異常に強くなる)」は、満腹中枢が壊れたの?というレベルでどれだけ食べてもお腹が満腹にならなくなります。
なにか食べ終えても数分経つとお腹が減ります。
冗談に聞こえるかもしれませんが、ラーメンを食べるとお腹が減ります。
明らかにステロイドを服用する前後では、食べる(食べられる)量の絶対値が大きく変わります。
体が脂肪や水分を溜め込もうとする
顔や体の中心に、脂肪や水分などを溜め込みやすくなります。
私は特に首から上の溜め込もうとする力がとても強いのか、首から上だけ水深1メートル位のプールに潜っているような感覚がします。
ステロイドで太るのは複数の副作用の相乗効果が原因
仮にステロイドを飲み始める前後で食べる量が同じでも、体が溜め込みやすくなるという副作用はあるから辛いよね
結論から言うとその疑問の答えは2つとも「No」だから説明していくよ
【重要】食べる量(回数)を(極端に)減らすと体が飢餓状態になり太りやすくなる
当たり前ですが絶食を続ければ痩せますというか痩せ続けます。
でも絶食を続けたら餓死しますよね?
では、餓死しないレベルで食事量(回数)を極端に減らしたらどうなるか?
体が気概状態になり、食べたものを体に極力溜め込もうとします。
体が溜め込もうとするってステロイドの副作用と同じじゃない?
絶食や極端に食事量(回数)を減らしても、ステロイドの副作用と似た症状が体に現れるんだ
体が飢餓状態になるとは?
食事と食事の感覚が長すぎると、体は飢餓状態と誤認し、次に摂る食事から必要以上のエネルギーを吸収しようとします。
これを続けていると、少量の食事でも太りやすいからだになってりまいます。
極端にエネルギー摂取を抑える(1日に1200kcal以下)ダイエットは、通常医師の指導のもとでおこないますので、入院が必要な場合もあるのです。
引用:短期集中型ダイエット方法にご注意!(立花内科・産婦人科医院)より
つまり飢餓状態になってしまったら普段通りの食事量でも太りやすくなります。
ですから、医師の指導を受けずに食事量、頻度を極端に減らすのは危険です。
ステロイドを服用する事で体が太り易くなるという感覚を知っているなら、絶対に絶食や食事量(回数)を極端に減らしていけません。
あくまで常識的な食事量の場合です
常識的な食事量(回数)なら食べる量を減らしてはいけない
前述の通り、食べる量(回数)を極端に減らすと体が飢餓状態になるリスクがあります。
そして飢餓状態になると食べた物を体が溜め込もうとする。
ただでさえステロイドを服用して太り易くなっているのに、更に追い打ちをかける事になってしまいます。
食べる量は減らさずに消費する量を増やせばいいんだ
どういうこと?
ステロイドを飲んでいても痩せるには基礎代謝を上げる事が重要
【シェイプアップを成功に導くカギ】
成功の秘訣は、食事制限でもきつい運動でもなく、基礎代謝量にあったのです。
基礎代謝量とは、人間が生命を維持するために必要な内臓機能の活動や、体温を保つために消費するエネルギーのこと、つまり、何もしなくても消費されるエネルギーなのです。
基礎代謝量は、一日の消費カロリーの約60~70%と大部分を占めていますが、その消費量は人によって違いがあり、年をとるごとに徐々に減ってしまいます。
しかし、この基礎代謝量をあげることができれば、理論的には食事制限や無理な運動をしなくても消費カロリーは増えるのです。
引用:運動療法について(立花内科・産婦人科医院)より
私もこの病院の考え方に100%同意で、基礎代謝を上げる事が痩せる事につながると思っています。
基礎代謝とは車に例えると燃費のようなもので、基礎代謝を上げる事は燃費を悪くするイメージになります。
例えば燃料(ガソリン)が10リットル入っている車でも
ココがポイント
- リッター10キロ走行できる車:100km走行可能
- リッター5キロ走行できる車:50km走行可能
となります。
痩せる事と関係あるの?
この例えが体だとしたら、同じ量の燃料(食事)でも燃費が悪い(基礎代謝が高い)人と燃費が良い(基礎代謝が低い)人がいる
基礎代謝のポイント
- 基礎代謝が高い:食べた分を消費しやすい
- 基礎代謝が低い:食べた分を消費しにくい
確かに!!
繰り返しますがあくまで常識的な食事量の場合で、痩せる事は一切保証していません
基礎代謝を上げるには無理な負荷の運動はしない
基礎代謝量を増やすカギは、ズバリ「筋肉」。
筋肉は、エネルギーの消費が最も活発に行われる部分でもあり、全身の筋肉量が増えることは基礎代謝量アップにも大切です。
ウエイトトレーニングが効果的です。
特に大きな筋肉、腹筋や背筋、大胸筋、下半身全体の筋肉を重点的に鍛えると良いでしょう。
引用:運動療法について(立花内科・産婦人科医院)より
医療機関のホームページではこのように書いてあります。
しかし、私はいきなりウエイトトレーニングをするのはおススメしません。
確かに、基礎代謝を上げるのには筋肉が重要で、続けられる前提ならウエイトトレーニングをするのが効率的だと思います。
でも、常識的な食事量なのに太る(痩せない)位の状態(筋肉量・基礎代謝)だと、ウエイトトレーニングは過酷すぎて続かないというのが私の考えです。
この他にも、長期入院していたり自宅療養の期間が長いと、ウエイトトレーニングと呼べる負荷の運動をする筋肉すらありません。
ですから1日しか続かない100の効果がある運動より、何年も毎日続けられる(日課になる)0.1しか効果が無い運動をした方が長い目で見て良いのです。
何年も毎日続けられる(日課になる)運動とは?
経験上、ウエイトトレーニングではなく自重を使った運動や歩いたり(散歩など)、ストレッチが効果的です。
そしてこれらを始める一番のネックは時間です。
社会人の場合、忙しい現代社会で生活していると、たった5分でも運動の時間を捻出するのが難しいです。
療養中でも、体を動かす事自体に時間を取るのが億劫だと思う方は多いはず。
ですので、「歯磨きしながら」、「椅子に座りながら」など、「ながら」で出来る運動を私は推奨します。
散歩なんかは最高なんだけど、まずはこのあたりかな
何年も毎日続けられる(日課になる)運動一覧
毎日続けられる運動
このうち、歩き方は意識するだけですし、かかとの上げ下げは歯磨きや料理中も出来ます。
何年も毎日続けられる(日課になる)ストレッチ一覧
ストレッチは「ながら」でこなすのは難しいですが、体が柔らかくなり関節の稼働域が広くなりますので、できるだけ取り入れたいです。
つまりそういう事じゃ
体が柔らかい = 動作単位での消費が上がる(基礎代謝が高くなる)ということじゃな
毎日続けられる運動を継続する事でステロイドを飲んでいても痩せる事が可能
このように、負荷の少ない運動を続けて「少しずつ筋肉を付ける = 基礎代謝をあげ続ける」事で、ステロイドを飲んでいても痩せたりスタイルを保つ事ができます。
※体調が悪い時は運動せず休みます
でも、これで腹筋は割れるの?
割れるけどちょっとコツがいるから説明するね
ここから先は痩せたうえで一歩先の話になるからの
腹筋(腹直筋)の割り方
腹筋(腹直筋)の割り方
- 毎日続けられる運動を続ける
- 毎日続けられるストレッチを続ける
- 一定の基準(お腹のエクボができた)に達したら腹筋運動を始める
まず、大前提として、一定の基準(お腹のエクボができる)に達するまで、いわゆる腹筋運動をする必要はありません。
理由は、一定の基準(お腹のエクボができる)に達するまでは、腹筋しても(ほぼ)意味がないからです。
一定の基準(お腹のエクボができる)に達するまでは前述した「毎日続けられる運動」や「毎日続けられるストレッチ」を続けましょう。
そして一定の基準(お腹のエクボができる)ってどういう事?
この記事では腹筋のうち腹直筋のみに言及して説明しています
腹筋(腹直筋)はもともと割れている
大前提として、人間というのは腹筋は誰もが割れています。
腹筋が体脂肪に覆われて見えないだけです。
体脂肪が落ちれば、誰でも腹筋は割れて見えます。
引用:腹筋は誰も割れている(ながさき整骨院ホームページ)より
引用図解、説明の通り人間の腹筋(腹直筋)はそもそも割れています。
割れて見えないのは、腹筋(腹直筋)が見えないほど脂肪に覆われているからです。
この状態では、どれだけ腹筋運動をして腹筋を鍛えても、脂肪で覆われて見えないので意味がありません。
だから腹筋運動をする意味がほとんどないのです。
腹筋運動をするのはお腹のエクボが出てからで十分
「一定の基準(お腹のエクボができる)」まで達すると、腹筋運動の効果が目に見えてくるから、それまでは「毎日続けられる運動」や「毎日続けられるストレッチ」だけで十分だよ
「お腹のエクボ」は腹直筋の端の境目
お腹のエクボが見える位になれば、腹筋運動して鍛えた腹筋も見えるようになる訳ね
覆われているもの(脂肪)が無い(少ない)から、腹筋運動で鍛えた腹筋の筋繊維が見えるようになるんだ
「お腹のエクボ」が出てからどの位で腹筋が割れて見えるのか?
ここからは、どれだけやったかになりますが、「お腹のエクボ」が出てから一か月もあれば腹筋の溝がハッキリと割れて見えるようになるはずです。
その位になっていれば腹筋運動の負荷を、ある程度かけても耐えられる体になっているはずだよ
まとめ
痩せる・腹筋を割るコツ
- 食事量(回数)は減らさない
- 「毎日続けられる運動」を毎日続ける
- 「毎日続けられるストレッチ」を毎日続ける
- 「お腹のエクボ」ができたら腹筋運動をする
①~③を継続できれば、ステロイドを服用していても太らずにスタイルを維持する事も、痩せる事も可能です。
そして④まで実践すれば腹筋を割る事も出来るはずです。
ただし無理はしない事。
これまで説明した通り、食事量(回数)を極端に減らすような無理は体がおかしく(飢餓状態)なります。
負荷をかけている(運動している)時も、無理をしていると思った場合は中断しましょう。
無理をする事が一番健康から遠ざかる事になります。
ところでるーしーは腹筋の次の目標はあるのかえ?
腹筋は死ぬまで割れている状態をキープしつつ、還暦になってもハイキックができる状態でいたいです
健常者でも無理な事を平気でいうお主は大バカ者じゃ。
少しは病人である事を自覚せぃ!!
関連記事
●ステロイドを45mg/日飲んでもムーンフェイス(満月様顔貌)にならない私がムーンフェイス(満月様顔貌)の予防(治療)方法(仮説)を考えた
●【完全我流】ムーンフェイスの予防運動!!
●ムーンフェイス予防カテゴリー記事一覧