2017年7月。
この頃になると2016年にかかった熱中症の症状は、完全には無くならないまでも2017年の7月という日差しの中で、短時間なら外を歩ける程度には回復した。
内側からくる、どんどん力が抜けていく具合悪さも通勤程度なら症状は出なくなった。
頭痛に関しても同様で、完全には無くならないが痛くてしょうがないという事は無くなった。
そのため、運動量も少しずつ熱中症にかかる以前と同じ位になりつつあったが、熱中症にならない注意はしっかりとするようになった。
しかし、そんな対策をした中でもランニング中に再び熱中症の症状が現れた。
さらに詳しく
【私の実体験】
⇒2017年6月膠原病(こうげんびょう)の発症原因である「熱中症」にかかる
熱中症対策をしてランニングしても熱中症になってしまう
2017年7月中旬。
土曜日に習慣のランニングへ。
10km程度あるランニングコースをいつものように走る。
去年熱中症にかかってしまった教訓としてしっかりと熱中症対策をする。
服装は上下インナースーツとショートパンツのみ。
日よけとして吸水タオルに水を含ませ、日差しが射すときは頭から被せるようにし500mlのスポーツドリンクも携帯した。
猛暑日の炎天下で再び熱中症の症状が現れる
この日も去年熱中症になった天候に似ていた。
最高気温35度の晴天。
ランニングの出発は午前10時位だったが、それでも外の気温は30度を超え日光がギラギラと射していた。
この日も何故か風邪気味のような感じはしていたが、少しでも体調が悪くなったらすぐに引き返せば大丈夫だと思っていた。
ランニングを始め丁度中間地点近くで例の症状が現れた。
内側からくる具合悪さがどんどん強くなり力が抜けて行く。
濡れタオルを頭に被せていたが、近くにあった水道で直ぐに頭から水を被り濡れタオルで体をジャバジャバ冷やした。
※大きな公園の敷地内のような所で濡らしても大丈夫な環境。
しかしどんどん症状は悪化し動く事が出来なくなりそうだ。
何とかタクシーを拾い帰宅
このままだと確実に動けなくなるのは分かっていたので一刻も早くタクシーで帰る事にした。
ランニングコース内のため、タクシーが通る道路まで数100メートル程度だったが、やはり一度では歩けず途中のベンチや水道で何度も休憩をした。
幸いな事に、症状が出た場所からタクシーの通る道路までは木々が生い茂り直射日光は避けられたので、屋外だったが何とか自力でタクシーを拾えた。
症状は週末だけでは収まらなかった
帰宅後、直ぐに氷水で首と額を冷やした。
エアコンは極力使わないタイプだが冷房26度設定で回しっぱなしにした。
水分補給も冷たすぎるものでは無く常温のスポーツドリンクをガブ飲みしないように回数に分けて何度も飲んだ。
恐らく週末のうちに回復はしないだろうと思ったがその通りだった。
熱中症?の症状
- 体が熱い
- 頭がぼーっとする
- 内側からくる具合悪さ(これが非常に表現し辛い)
- 常に酷い下痢をしている
- 左手、左足、右顔面が痺れる
症状が去年と違った。
寒気と水中にいるような感覚が今回は無かったが痺れが出るようになった。
熱中症の症状は室内で安静にしても出るように
やはり週末では熱中症は良くならなかった。
そして週明け、2,3日は外に出る事が出来ないどころか室内でも症状が現れた。
ここで、気温や直射日光だけでなく、室内に入った日差しですら辛い事に気付いた。
カーテンで室内を真っ暗(市販されている最も遮光効率の高いもの)にしても具合が悪く、起き上がる事すら辛いが日差しが入っていないと下痢は和らいだ。
熱中症の為通院
熱中症発症から4,5日経ち、ようやく最寄りの内科へ歩いて行ける程度になり病院を受診した。
受付で二年連続で熱中症になった事を伝え待合室で待っている間に検温。
体温が37度以上あり微熱だった。
検査内容
- 血液検査
- 尿検査
- 触診
血液検査のうち、炎症反応を測るCRP値は下限値0.3以下に対し0.04。
白血球が下限値の3,900に対し2,800。
診断
健康そのもの
炎症反応もひいていて、内臓機能も問題無かった。
白血球の減少に関しては、
と診断を受けた。
ただ、
との事で、発熱が治まらない場合は他の何かが原因の可能性も考える必要がある。
熱中症の具合が悪い症状は、首やわきの下を冷やし、氷を舐めておくと良いと言われた。
処方
整腸剤を5日分処方された。
去年の熱中症と決定的に異なる点として、夏が終わり秋になっても一向に症状が改善されなかった。
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当時を振り返り
熱中症以外の可能性を全く考慮していなかった。
去年あれほど苦しんだのに今年も熱中症になり、
- 症状が長引く
- 発熱が続く
- 白血球の減少
といった、
と思う所があっても、時間が経てば治って行くだろうと勝手に判断してしまった。
ここから先、まともに動く事が出来なくなり、外にも出れなくなって、親族に助けを求めるまでそう時間はかからなかった。
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