
生活保護
- お金が無くなった原因がギャンブルでも生活保護は受給可能
お断り
本記事の内容は、私が担当ケースワーカーさんに取材させていただいた内容を元にしています。
生活保護は、各自治体の裁量が非常に大きく、自治体によっては対応が異なる場合もありますので、参考としてご覧になってください
今回はギャンブル(パチンコ・競馬・競輪 など)でお金が無くなった場合でも生活保護を受給できるのかについて説明します。
結論から言うと、生活保護の受給要件を全て満たしてさえいれば、お金が無くなった原因がギャンブル(パチンコ・競馬・競輪 など)でも生活保護を受給できます。
しかし、
というような話を耳にした方もいるでしょう。
今回は、生活保護について
生活保護
- ギャンブルでお金が無くなった場合は受けられないという話の出所
- 生活保護で受給したお金をギャンブルに使ってもいいのか
- 【注意点】生活保護受給者のギャンブルを禁止している自治体もある
を紹介します。
あくまで制度としての説明であり、この記事にギャンブルでお金がなくなったら生活保護を受け、再びギャンブルしましょうというような意図は一切ありません

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かつては水際作戦によりギャンブルでお金を失った人の生活保護申請を断った時代もあった
《担当の窓口を「水際2」と見立てて》一部の地方自治体で、生活保護受付の担当者が申請書を渡さなかったり、受付を拒否したりして受給者の増加を絞り込もうとするやり方をいう。
引用:水際作戦(コトバンク)より
つまり生活保護の受給者を増やさない為に自治体が実施した施策です。
やり方は自治体によってさまざまで、
生活保護の水際作戦
- 沢山ある申請書類の説明をせず書類不備があったら受理しない
- お金が無くなった原因がギャンブルの場合、生活保護の申請を拒否する
- ホームレスの生活保護申請を拒否する
- など
という事があったそうです。
こういった事実があるため、現在でも
という話が残っているのかと思います。
現在、(表向きには)水際作戦は実施されてませんし、生活保護は要件さえ満たせばお金が無くなった理由がギャンブルだろうと受給できます。
生活保護は自治体の裁量が非常に大きいので、自治体によって対応が大きく異なる場合があります
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生活保護が受給できたらギャンブルは禁止されるのか?
生活保護でもらったお金をギャンブル(パチンコ、競馬、競艇 など)に使っても法的には違反していません。
そもそも、生活保護で受給した生活扶助(生活費)は、用途に制限がかけられておらず、何に使おうが自由です。
もちろん、何に使おうが自由ですが、お金が無くなったからと言って再度お金を支給してもらう事はできません。
生活保護で支給したお金をギャンブルに使う事を禁止している自治体も
兵庫県小野市は、生活保護で支給したお金でギャンブルする事を条例で禁止しています。
ですから、兵庫県小野市で生活保護の申請をし、生活保護が受給できた場合は、支給されたお金でギャンブルする事ができません。

まとめ
生活保護は要件さえ満たせば、たとえギャンブルでお金を失った場合でも受給できます。
そして受給したお金は、ギャンブル含め何に使おうが自由です。
一部条例で禁止している自治体アリ
生活保護の受給者でも、娯楽の範囲内であれば、パチンコや競馬を嗜むのは構わないとは思います。
しかし、その娯楽に使うお金は税金で賄われている訳です。
私も生活保護の受給者ですから、娯楽や息抜きは必要だと思っています。
が、息抜きで受給したお金を全て使い切ってしまうのは、適切な使い方だとは思いません。
技術を身に付けたり勉強したり、適切な使い道でお金を使い、出来る限り早く生活保護の返上ができる収入を得たいと思っています。
生活保護は、ギャンブルでお金が無くなった場合でも、生活を立て直す手を差し伸べてくれている訳ですから、この状況を打破する努力が必要です。
あくまで制度としての説明であり、この記事にギャンブルでお金がなくなったら生活保護を受け、再びギャンブルしましょうというような意図は一切ありません

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