「膠原病でした」管理人の「るーしー」です
今回は私が実際に「生活保護」の申請・面談をしてきた内容を紹介します。
生活保護の申請手続きを具体的に説明すると下記の流れとなり、
生活保護の申請手続き
- 最寄りの福祉事務所へ電話相談
- 福祉事務所で面談・申請手続き
- 家庭訪問
- 生活保護開始
「2」の「福祉事務所で面談・申請手続き」についてが今回の記事の内容です。
「1」の最寄りの福祉事務所へ(電話)相談については「生活保護」の申請基準(条件)を「福祉事務所」で聞いてきました!」で確認をしてください。
今回は月末の引き落としでお金がほとんどなくなり、申請基準を満たしたので「生活保護」の申請をしてきました
生活保護の申請基準
「生活扶助」以上の金額をもっている場合、「生活保護」の申請はできません。
金額は現金や預金などすべてを合計した金額です。
最低生活費
最低生活費 = 生活扶助(生活費) + 住宅扶助(家賃) + 世帯状況に応じて変動
私の最低生活費
- 生活扶助(生活費):77,940円
- 住宅扶助(家賃):53,700円
- 合計:131,640円
最低生活費は年令とお住まい・家庭構成によって異なります
前回はお金が約12万円ほどお金があり、「生活扶助」の金額(77,940円)以上手元にあったため「生活保護」は申請できませんでした。
今回は月末の引き落としが終わり、お金が「生活扶助」の金額未満(2万数千円)の状態となったため「生活保護」の申請ができるようになりました。
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生活保護の申請手続き
生活保護の申請手続き
- 最寄りの福祉事務所へ電話相談
- 福祉事務所で面談・申請手続き
- 家庭訪問
- 生活保護開始
繰り返しになりますが、今回は「2」の「福祉事務所で面談・申請手続き」についてです。
福祉事務所で面談・申請手続き
福祉事務所での面談・申請手続き流れ
- 必要書類一式提出
- 手持ち金の金額報告
- 申請書類記入
- 経歴報告(面談)
私が申請した際は福祉事務所の職員さんが一人で一連の申請・面談を担当した。
また、手続きの途中でケースワーカー(家庭訪問の担当者さん)が紹介され、家庭訪問の日程を決める。
申請と面談の所要時間は1.5時間位だったが、記入する書類や確認事項が結構あるので職員さんは忙しそうな感じだった。
必要書類一式提出
面談・申請時に必要なもの
- 記帳した銀行(証券)口座のコピー
- 手持ち現金全て
- キャッシュカード
- クレジットカード
- 保険証
- 診断書(臨床個人調査票)(あれば)
- 特定医療費(指定難病)受給者証(あれば)
- 自己負担上限額管理票(指定難病・都難病)(あれば)
- 診察券(あれば)
- 履歴書
- 賃貸契約書
- 収入(予定)を証明できるもの
- 支出(予定)を証明できるもの
- 年金手帳
- 判子(三文判でOK)
判子以外は全て一度提出する。
通帳やクレジットカード、キャッシュカードは全てコピーを取られる。
この場で口座を申告せず隠す事もできると思うが、「同意書」という金融機関への問い合わせ、残高照会などを同意する書類に記入するので、隠しても調査で絶対にバレるだろう。
と釘を刺されたので、ここで虚偽報告をする人も中にはいるのかも知れない。
提出した書類はすべてコピーを取られた後に返却されるが、保険証だけはそのまま回収される。
手持ち現金全てを報告
1円単位で手持ち現金の金額を報告する。
私は財布の中身を全部出して、小銭を机の上に並べて報告した。
尚、ここで報告した現金の金額は後で記入する「資産報告書」に書き写す事になる。
申請書類記入
生活保護申請書類
- 保護申請書
- 収入申告書
- 資産申告書
- 同意書
ここで記入する書類にはすべて押印が必要だった。
血縁関係者の連絡先(名前・住所・電話番号)を記入する箇所もあるので、可能な限り確認しておくといいだろう。
保護申請書
生活保護は最終手段なので、自身の預金、財産、保険など以外に、血縁関係者の援助が可能かも調査される。
そのため、血縁関係者に援助ができないかの連絡(書面)が送付される。
この書類では血縁関係者の名前・住所・電話番号の記入する。
ここで血縁関係者の援助が得られる場合は生活保護ではなく、血縁関係者の援助を受ける事になる。
収入申告書
過去3か月間にわたる収入を記入する。
就労所得、それ以外を問わず収入はすべて記入するので、障害年金や難病患者福祉手当などの助成金も収入として申告する。
資産申告書
預金や現金の他、有価証券や土地、保険など資産に分類できるものすべてが無いかを記入する。
ここで通帳の残高や手持ち現金の金額を記入する事になる。
同意書
自治体が金融機関に対して、自分の口座残高などの照会を同意する書類。
そのため、生活保護申請の時に財産の申告漏れなどがあっても確実に照会でわかる。
宛名は区長宛てだった。
経歴報告(面談)
どこで生まれ、どこで育ち、どんな学校に通い、どんな仕事をしたかを答える。
就職の面接ではないので、ありのまま伝える事が大事だと思う。
私は転職回数が多かったが、そこを指摘される事はなかった。
今後の流れ
生活保護の申請手続き
- 最寄りの福祉事務所へ電話相談
- 福祉事務所で面談・申請手続き
- 家庭訪問 ←NEXT
- 生活保護開始
「3」の家庭訪問を受け、実際の生活状況や暮らしむきなどを具体的にみられる。
この際「あなたの秘密は堅く守ります」と書いてあるので、生活保護の家庭訪問を受けた事を勤務先など公にされる事はないはず。
あくまで私の場合なので、お住まいや担当のケースワーカーさんにより異なる可能性があります
まとめ
生活保護の申請手続き
- 最寄りの福祉事務所へ電話相談
- 福祉事務所で面談・申請手続き
- 家庭訪問
- 生活保護開始
2018年10月31日現在、私は家庭訪問まで受けました。
そんな中で言える事は、今回紹介した申請手続きと面談が最も煩雑でした。
しかし、それは昨今不正受給問題も大きく取り上げられていますので、
これを判断するためには多少の煩雑さと時間がかかるのは仕方無い事です。
手続きが煩雑で、生活保護受給までは時間がかかりますが、どうしようもなく生活に困窮している場合は生活保護の申請をする事で人生の立て直しをする事ができます。
前回、生活保護の申請ができない状態でしたが、福祉事務所の職員さんに
と言われました。
生活保護はお金がない理由が正当であれば、必ず救済してもらえる制度のはずです(恐らく)。
私と同じように病気などでどうしようもない方が、借金をして深みにはまり抜け出せなくなる事のないよう願いを込めてこの記事を書いています。
どうしようもなくなっている方は、借金ではなく福祉事務所に生活保護の電話相談する事から人生の立て直しを計りましょう。
ただし生活保護は国に対しての借金だと私は思っています。
なんとかして生活保護状態を返上して、受給した分を税金で返すつもりで受給をするつもりです。
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